@article{oai:u-shizuoka-ken.repo.nii.ac.jp:00001172, author = {澤崎, 宏一}, issue = {2}, journal = {国際関係・比較文化研究}, month = {Mar}, note = {日本語の文処理についての研究は、袋小路文と非袋小路文、かき混ぜ文と通常語順文、同格連続文と同格非連続文といったような対立ペアを比較させることにより、文処理の方略や制約に関して論じられることが多い(cf.,坂本,2001a; 2001b; 2001c; 2001d; 2001e)。これらの実験では、日本語母語話者の被験者を同質の集団として扱うのが通常である。しかしながら、被験者の年令やワーキングメモリ、実験文に使われる語彙の親密度などの違いによって、文処理データにも違いが現れることは報告されており(Daneman and Carpenter,1980; Just and Carpenter,1992; Kondo and Mazuka,2006;苧阪,2002)、同じ言語の母語話者であるというだけで言語データをいつも等しく取り扱うことには問題がある。本稿では、先行実験とその追実験を通して、ふたつの日本語母語話者グループの読み時間を比較する。その結果、たとえ平易な日本語文を読む場合であっても、被験者集団によって文処理に違いの現れる事象とそうでない事象のあることを示す。さらに、同一被験者が文を読む場合、必ずしも一貫性のある読み方をいつも行っているわけではないことも併せて論ずる。, text, application/pdf}, pages = {303--320}, title = {平易な文における日本語母語話者グループ間の文処理方法の違いについて}, volume = {6}, year = {2008}, yomi = {サワサキ, コウイチ} }