@article{oai:u-shizuoka-ken.repo.nii.ac.jp:00002304, author = {筒井, 孝子 and 園田, 茂 and 中川原, 譲二 and 東野, 定律 and 髙橋, 勇二 and 大夛賀, 政昭}, issue = {2}, journal = {経営と情報 : 静岡県立大学・経営情報学部/学報}, month = {Mar}, note = {本研究の目的は、 保健、 医療、 介護、 看護、 福祉分野等で共通に利用するために開発されてきた国際生活機能分類 (以下、 「ICF」 という。) を日本において簡便に、 普遍的に利用できるための方策を検討することである。 この目的を達成するため、 近年、 開発されたICFのコアセットのうち一般セット (以下、 ICF一般コアセット) を日本の医療現場で初めて試行し、 これらの結果を分析し、 さらに、 この調査に関わった医師、 看護師等の専門職の臨床的知見を収集した。 \\n 研究方法は、 ICFコアセット及びこれを利用するためのマニュアルを日本語化し、 これを用いて一般急性期病院、 回復期リハ病院の医師、 看護師、 理学療法士、 作業療法士、 社会福祉士等を対象にのべ285名の患者の状態を評価した。 同時に、 すでに各病院で用いていた既存のアセスメントツールで評価した。 さらに、 5種類の専門職別の評価の結果を比較した。 \\n 研究の結果、 ICF一般コアセットの 「報酬を伴う仕事_実行状況」 項目は非該当が180名 (81.1%)、 「報酬を伴う仕事_能力」 で非該当が169名 (77.2%) と 「非該当」 が概ね8割となり、 評価項目としては妥当でないことがわかった。 \\n 一方、 ICF一般コアセットの結果と従来、 用いてきた他アセスメントツールの結果との関連性は高く、 併存的妥当性があることが示唆された。 ただし、 ICF一般コアセットの評価結果は多職種間で大きく異なり、 検者間信頼性は一致係数κ= 0.10~0.56とかなり低かった。 \\n 本研究の結果から、 ICF一般コアセットから非該当が多かった 「d 850報酬を伴う仕事能力」 を除外した6項目 (評点は9項目) は 「日本版ICFコアセット」 の雛型となるが、 現行のまま、 日本国内での実用化を進めることは困難であると考えられた。 ICF導入・普及にあたっては、 先ず、 日本の臨床状況に適合できるように評価項目を精選し、 評価項目は操作的定義や評価例の追加を行ったうえで一般化をすすめていく必要があると考えられた。, text, application/pdf}, pages = {37--48}, title = {日本版ICFコアセットの開発および臨床的妥当性の検証に関する研究}, volume = {27}, year = {2015}, yomi = {ツツイ, タカコ and ソノダ, シゲル and ナカガワラ, ジョウジ and ヒガシノ, サダノリ and タカハシ, ユウジ and オタガ, マサアキ} }